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六道輪廻と因果応報と無常を知る

仏教用語で、日常にもよく使用されているこれらの言葉

仏教の教えを知ることで、日頃の悩みから解放されることを昔の人達はよく理解していたようだ

 

現代でも、使用されている言葉も多く

昨今のスピリチュアルブームによって、これらの言葉を使用するカウンセラーも少なくない

 

しかし、本当の意味を理解するまで至っていないことも多く感じられる

 

六道輪廻は、輪廻転生の方が使用頻度が多いだろう

六道輪廻とは、生まれ変わりを繰り返す…ということであり

現世での行いが、次の生まれ変わりを決めるというもので

その行いによって行き先が決まる

六道とは「天道」「人間道」「修羅道」「畜生道」「餓鬼道」「地獄道」の六つである

仏教では、最終的に六道を巡らず、解脱を目指す

六道輪廻の考えが基盤にありながら行動するということは、次の世のために、極力不徳を積まないように心がけることになる

 

 

因果応報は、業の法則とも呼ばれており

良い行いも、悪い行いも、必ず自分に返ってくる…という考えである

この考えが身に付くと、自分の身に何かが降り掛かってきたとしても、自分の過去の行いを反省することはあっても、人のせいにしたり、環境のせいにしたりすることがないので、自らの行動に自然と責任を持てるようになるのである

 

 

最後に無常

この無常は、その字の通り「常ではない」ということである

人も、他の生物も、そしてこの地球も「常ではない」

いつも変化を繰り返し、未来永劫変化のないものなど存在しない

 

しかし、現代人は人が身も心も無常であることを忘れ

執拗に執着し、苦悩を訴える

 

人の気持ちは変わるものだ

自分の気持ちの変化には敏感なのに、人には「常」を要求し

「常」ではないと知ると、相手を責めることもある

 

 

人は、信仰心の有無に関わらず

この3つの仏教の教えを知るだけで、随分と人生が快適になるはずだ

 

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